11月3日はペット食育協会１０周年記念セミナーで、ペット食育協会会長の須崎獣医師を招いての「手作り食ごはんQ&A＆老犬老猫ケアセミナー」を開催しました。

須崎獣医師が沖縄に来られるのは約5年ぶり！
今回は新しいお客様が多く参加され、初めて須崎先生のセミナーを受ける方が９割近くでした。
Bonico教室のお客様もたくさん参加してくださり、久しぶりにお会いできて嬉しかったです♪



第１部は愛犬愛猫の手作りごはんQ&A

事前に受講者さまからいただいた質問に、色々とお答えしていただきました。
やはり獣医師の先生ということで、病気に対しての質問が多かったです。

食事療法・食養生なんて言葉が流行っているので誤解されがちですが、手作りごはんは”薬”ではないので、○○病に良いと言われる▲▲の栄養素を摂ってもそれだけで治るなんてことはありません。なので受講者さまが期待しているような答えをいただけた方は少なかったのではないでしょうか。　
だけど「この症状に食事は関係ないんだよ」と獣医師でもあり食の専門家の先生にハッキリ言っていただくことで、思考をチェンジすることができ、それだけでも価値のあることだと思います。

テレビやネットで「〇〇病のときはトマトは食べろ！」とか「○○を食べると血圧が下がる！」といろんなことが言われていますが、事実はもう少し複雑です。（だって、テレビの通りにトマトを食べて治った人、周りに何人いますか？？？）

そういった思考にどっぷり浸かっている方は少し時間がかかるかもしれませんが、ちゃんと学びを深めれば「こういうことか！」と理解・納得できるはずです。（私もその経験者なので、お気持ちはよくわかります＾＾）


第２部は老犬老猫のケアセミナー

今注目されている老犬老猫介護についての話を色々と教えていただきました。まだまだ手探り状態のペットの介護について、獣医師目線から色々な話が出てきました。重いテーマの内容でしたが、先生のトークになると楽しく学ぶことができるので不思議です(*^▽^*)

今はまだ必要なくても、いつかは平等に訪れるのが愛犬の老いです。
老犬介護については本にも詳しく書いていますので、もっと学びを深めたい方は１冊持っておくといいかもしれません。

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さて、今回は病気の話が多かったので、
「では須崎獣医師のような診療をしている病院が沖縄にあるのか」
と多くの受講者さまに質問されました。

答えは「NO」です。
原因療法に詳しい病院は現時点で沖縄にはありません。（西洋医学の病院が悪いという言うわけでは決してありません）

じゃあ今まで通りの病気との付き合い方をしていくしかないじゃないか。
私も昔そこで悩んだ時期がありましたが、今はこう思っています。

体は自分で元に戻す力を持っている。
その力を高めることは飼い主の力でもできるのではないか。


例えば

・病気の原因となるものをできるだけ排除する。（除菌、口内ケア　etc.）
・手作りごはんで代謝を良くし、体に必要なものだけを体に入れる。
・免疫を高めることが期待できるマッサージを活用する。
・適度な筋力をつけるようにする。
・ストレスが大きくならない環境を作る。

などなど・・・
病院に”全て”を頼らなくても、愛犬のために自分ができることはたくさんあることに気づきました。

もちろん病気になってしまったら、西洋医学の力もお借りします。
本当に東洋医学のような原因療法の助けが必要な場合は、私だったら飛行機に乗ってそれに詳しい病院に行きます。


そのほかにも（ブログでは書けませんが）沖縄に居てもできることはたくさんありますので、もし聞きたいと思った方はBonico教室のセミナーに来ていただくか電話相談にてご連絡いただければと思います。


そんなわけで、１０周年記念セミナーは大盛況でした。
「また来て欲しい」「もっといろんな話を聴きたい」と、お越しいただいた方から前向きな感想もたくさんいただきました！
私もまたこんな機会があればいいなと思っています。
今回雨の中お越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました！！



（自撮りなので、アップですみません・・・笑）


Sさん、差し入れありがとうございました！
Dさん、サインもらえてよかったね♪
Tさん、須崎先生にちゃんとお渡ししておきましたよ！